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窓の性能は10年で終わり?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は新規のお客様の来社。
リノベのご相談のお客様。

今の社会状況を鑑みると
新築よりも正解に近いと思う。

いいリノベになるよう、
精一杯協力できればと。

お昼からは県外より
建築会社さんがご来社。
意見交換会でした。

地域工務店というのは、
50km以上離れた場所にある
同業者とはほぼ競合にならない。

という事は、情報交換などにより
協力体制を築く事が出来るんです。

SNS時代においては、
こういった横の繋がりというのが、
工務店の実力を測るよい指標。

横のつながりが無い状態でも、
よい家づくりをやったり、
よい経営をしていくというのは
非常に難しいと思います。

依頼しようと思っている先が、
どんな横のつながりがあるのかを
知ることはとても大事。

ぜひ、依頼先のブログやSNSで、
横のつながりをチェックしてみて。

さて、本日の話題は、窓の性能。
質問箱からですね。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/f0eb6c7a-abba-43c9-940e-0a12a32abe39/completed}

アルゴンガスを入れた窓は
断熱性能が向上します。
通常の空気中に約1%程
存在するアルゴンガスは、
他の分子よりも重い為、
対流を起こしにくい。

また、物質自体の断熱性も
高い為、サッシのガラス間に
封入することにより、
窓ガラスの断熱性が高まります。

今現在作られている高性能サッシだと
アルゴンガスが封入されているものが
多いのではないかと思います。

アルゴンガスよりも更に稀少な
クリプトンガスを使ったガラスもある。
元素記号表で言うと、アルゴンの
真下にあるのがクリプトンですね。
↓     ↓
%url2%{https://chuugakurika.com/wp-content/uploads/2018/02/%E5%91%A8%E6%9C%9F%E8%A1%A8%E8%A8%82.jpg}

アルゴンよりももう一段階重いので
更に断熱性が上がるという訳です。

そのうちクリプトンよりさらに重い
キセノンガス入りガラスが
一般的になったりする時代も
来るかもしれませんね。

さて、アルゴンガスが10年で抜けるか
という質問ですが、抜ける抜けないで
言えば抜けます。ただし10年で
全部抜けるというのはレアケースかと。

30年後に7割くらいのガスが残っていて、
有意な性能低下が無いようにする
というのがガラスメーカーの言い分。

なので、今から取り入れるガス入りの
窓であれば、まあ、大丈夫ではないかと。

ただ、ガラスからガスが抜けたとしても、
非常に気づきにくいのが難点ですね。
結露が増えたりという、見た目ですぐに
分かるようになると分かりやすいですが、
恐らくガスが抜けた事には、殆どの場合
気づかずに過ごす事になるかと思います。

そして木製サッシは断熱性が
あるのでアルミスペーサーでも
いいのではないかというお話。

これは非常に微妙です。

というのは、窓の防露性能というのは、
最も弱点となる熱橋部分で決まる。

殆どの窓で最も弱い熱橋部分は、
ガラスのスペーサー周りになります。

どんなに高性能な窓であっても、
弱点の部分で結露をしたら、
住まい手としては、非常にがっかりする。

だから、窓メーカーは、窓全体の
断熱性能を上げる事と同じくらいに、
熱橋部分を補強することに気をつけている。

以前動画でも解説しております
↓     ↓
%url3%{https://youtu.be/xA8MPvfnWWs}

例えアルミスペーサーを使っていても
枠の木部でこれでもかと断熱してるから
スペーサーが経路になる部分が熱橋には
ならないようにしています。という
メーカーならまた別ですが、基本的には
スペーサー部分が熱橋になります。

だから、スペーサーが樹脂でもアルミでも
選べるという場合において、
あえてアルミスペーサーを選ぶのは、
私なら基本的にはやりません。

アルミを選ばざるを得ない場合
というのもあります。

それが防火性能の制限がある場合。
窓は隣地が火災になった時には
弱点になります。

規定の時間、炎を通さないように
作らないといけない。

熱に弱い樹脂スペーサーだと、
防火の試験が通らなかったりする。

その場合はアルミスペーサーやむなし。

海外にはステンレススペーサー
という物もあります。
アルミとステンレス、
そんなに熱の通し方は
変わらないんじゃないの?

と思うかもしれませんが、
いえいえ、両者は10倍程度
熱の伝わり方が違うんですね
↓     ↓
%url4%{https://www.mdirect.jp/post-5433/#:~:text=%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E3%82%82%E7%86%B1%E4%BC%9D%E5%B0%8E,%E3%81%A7%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%81%AF91%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82}

何を隠そう、弊社パッシブハウス
plusのモデルハウスの窓は、
ステンレススペーサーの窓。

日本の窓でも、防火地域用に
ステンレススペーサーのガラスが
普及するといいのですが、、、

という事で質問の答えですが、
選べるなら、アルゴンガスも、
樹脂スペーサーも選んでおくべき。

特に樹脂スペーサー。

窓ガラスのふちがうっすら
結露をしたりするのを見たら
後悔するに決まってるんですから。

防げる結露は防いでおきましょう。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー