これまでお届けしてきたお役立ち情報や業界のリアルなお話を振返りでご覧いただけます。最新のメールマガジンは申込後に購読が可能です。

舶来品に限るなぁ、、、

長く住める家

凰建設の森です。

本日は概ね事務所日。
色々と溜まっていた
タスクを処理できました。

そしてOB様の家に。

先日FBとインスタに
アップした福寿の家ですが、
1月の寒波で換気に不具合が。

これも高性能住宅特有の
現象と言えばそうなのですが、
ある条件が揃うと、
冬でも湿度の高さに悩まされます。

一般的には、高断熱住宅は
冬に乾燥すると思われてますが、
湿度というのは物理の話。

乾燥させることも、潤わせるのも
設計施工と住み方次第なんですね。

第三種換気の家でも加湿器を
使わず潤わせることができる。

逆にそういう工夫をしたうえで
第一種換気を使うと、
冬に湿度が高すぎるという
悩みを抱える事もある。

福寿の家は3年目のシーズン。
当初から夏は快適、冬は
ちょっと湿度が高いですね
という風に言われておりましたが
今回の10年に一度の大寒波。

岐阜ではめったに起こらない、
マイナス4℃の気温を記録。

室内の温湿度は、
23℃60%10.5g/kg(12.6g/m3)
こちらの空気の露点温度は15℃。

マイナス4℃の空気と触れ合うと、
換気量1m3あたりに9gの結露水。
1時間に100m3換気すると、
900g(0.9L)もの結露水が
熱交換素子の中で発生します。

そのうち半分近くは室内に
戻されますが、それでも
1時間に500mlずつくらい、
水が発生し続ける事に。

そういう時の為に排水のドレンが
あるのですが、ちょっと追いつかず
電気関係の部品に水が掛かってしまった。

で、ショートを起こしてブレーカーが
落ちてしまうという事故が発生。

一時的にキッチンの換気扇を動かす
第三種換気に切り替えていただき、
メンテナンスを待つことに。

で、今日、メーカーさんが
来てくれて、恐らく水が
掛かって壊れたであろう部品を
交換していただいたところ、
すぐに直りました。

今日も、お伺いした時は、
無暖房第三種換気状態で
25℃50%の温湿度。

子ども達は半袖で走り回って
過ごしていますとのことでした。

もし、福寿の家で採用していたのが
舶来品の換気では無かったら、
たぶん、たいへんな事になっていた。

オールインワンでコンパクトなのが
日本製品の良い所でもあり、
同時に弱点でもあります。

部分的な部品の交換が、
ちゃちゃっと終わるなんてこと
殆ど無いんですよね。

まずもって床下や天井裏に
隠された本体を触るのが大変。

まかり間違うと、床や天井を
剥がさないとメンテナンスが
出来ません、という状態に。

30分ほどで作業が終わり、
お施主様にコーヒーを
ご馳走になって建物談義を、、
みたいな雰囲気にはなりません。

よく、外国産の品はアフターが、、
と心配されますが、換気に関しては
私の経験上、全く逆です。

日本製品の場合は、非常に
ストレスの大きなメンテになり、
海外製品の場合はとてもすんなり。

今日はfocus200のメンテナンス。
以前はRDKRのメンテナンス。

いずれも簡単に部品を
交換して終わりという感じ。

こういう経験をすればするほど、
熱交換換気は舶来品に限るなぁ。

って思わせられてしまいます。

どんなに優秀な機械であったとしても
メンテナンスが出来ないのであれば
それは使い捨てになってしまいます。

熱交換換気というのは、
24時間365日動き続ける
肺みたいなパーツ。

壊れにくく、メンテのしやすい
ものの有難みは、住んでから
しばらく時間が経つと分かります。

これは本当に参考にしてほしい。

どうぞお気をつけて。

#長寿命住宅

登録特典として、小冊子をpdfでプレゼント
+知って得するメルマガを毎日配信

メルマガ

メルマガに登録する

この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

Xアイコン facebookアイコン Instagramアイコン

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー