凰建設の森です。
本日はお出かけになります。
車で半日、ずっと運転。
ごめんなさい、運転はしてない。
助手席で楽々。
泊まりがけで窓を
見させていただいております。
これから始まる
大規模性能向上リノベーション。
そこで使う木製オーダーサッシ。
レインボーオーシャンビュー社。
通称サトウの窓。
名前の落差が、、、
あとは、それにかこつけて
仲間内の情報交換ミーティング。
さて、昨日の話なのですが、
建物の完成検査が行われました。
今週末完成内覧会の現場ですね。
中身を少しチラ見せ。
多分、これを見て、
お施主さんがどんなものが好みか
よく分からないという人はいない。
もちろん、あなたの好みと、
合うかどうかはまた別です。
この写真で何を伝えたいかというと
こちらのお施主さん、
お施主さんがやるべき仕事を
きっちりとやってくれた。
どういうことか。
住宅の設計というのは、
設計者が設計しているように見えて
実はそうではありません。
お施主さんの頭の中にある、
断片的なイメージや、
ぼやっとしたものを具現化する。
それが、設計だと思います。
よく、デザインとアートは違う
という話を聞くことがあるかと。
アートというのは、表現と創造。
表現者の内なるものを、独自に
具現化することを言います。
そこにはオーディエンスや
クライアントがいる必要はなく、
己と向き合いながら何かを生み出す。
デザインというのは問題解決。
そこにはデザイナーの他に、
明確な他社が存在します。
特定のクライアントであったり、
不特定の利用者であったりします。
ちょっと乱暴に言うと、
自分のために作るのがアート。
他者のために作るのがデザイン。
どちらがいいとか悪いとか、
そういう事はありません。
無二の存在の建築家さんに、
あなたの思う通りの建築を
作って欲しいと依頼する。
パトロンがその人のアートを
引き出す。多くの名建築は、
そのようにして作られてきた。
それもまた素敵な事です。
ちょっと話がそれましたが、
私が設計の時に意識しているのは、
明確なデザイン思考です。
自分のやりたいことも、
もちろんあるのですが、
それよりもお施主さんの
頭の中にあることを、
如何に具現化するのか。
だから、お任せだと言われても、
お施主さんには、重要な仕事を
やっていただいております。
それが、ヒアリングにおける、
アンケートの記入及び、
ディスカッション。
なんでそんなことまで、聞くの?
ということまで根掘り葉掘り。
あまりプライベートに踏み込んで
欲しくないと思う人も、
少なからずいるのでは。
でも、聞きます。
そうじゃないと、あなたのための
デザインにならないからです。
あなたの課題、問題、理想、
それを解決したり具現化したり。
そういうために設計をするのですから
あなたのことを教えてもらえないと、
ふわっとした、ぼんやりしたものにしか
ならないんですね。
設計における施主の重要な仕事とは、
自分の頭の中にあることを、
なるべく設計者に伝えようと、
最大限の努力をすることになります。
素敵だと思う写真を集めること。
自分で間取り図を書いてみること。
言葉にしてみること。
優先順位をつけてみること。
好きなもの、嫌いなもののリストアップ。
なんでもいいです。
とにかく設計者さんに、
自分の中にあるものを伝える。
設計者さんは、その中から、
あなたにとって優先順位が高いと
思われるものについて、
取捨選択をしながら形を作ります。
施主が間取り図を書くことを
嫌う設計者さんもいらっしゃいます。
より、アート思考な方ですと、
縛りが増えることを嫌がります。
より、デザイン思考な方ですと、
要件定義が不足することを嫌がります。
だから、自分のやりたい方向性が
割としっかり見えているなら、
デザイン思考の設計者に依頼するといい。
自分のやりたいことが、
よく分からないのであれば、
感性の合いそうな、
アート思考の設計者に依頼するといい。
見分け方は簡単です。
施工事例を見させてもらって、
バリエーションの多い設計者は、
デザイン思考な事が多いです。
統一感のある人であれば、
アート思考な事が多いです。
一般的に建築を学ぶことは、
アートを学ぶことと同義です。
学生時代の設計など、それは
もう思いっきりアートの練習。
だから、世の中の設計者さんは、
どちらかというと、
アート思考の人の方が多い。
これも、1か0かではなく、
もっとアナログで決まります。
アート7割デザイン3割とか
アート2割デザイン8割とか。
デザイナーが欲しい施主さんが、
アーティスト設計者に依頼すると
「要望を聞いてくれない」
になりますし、
アーティストが欲しい施主さんが
デザイナー設計者に依頼すると、
「面倒な割に没個性」
になります。
あなたに必要なのは、
どちらの設計者さんでしょうか。
これ、難しいのが、
どちらかというと二律背反。
どっちも最高で!
というのは難しいです。
まずは自分を知ること。
頑張ってください。
