凰建設の森です。
昨日のメルマガに
沢山の突っ込みを頂きました。
「冬は?」
というものですね。
すみません、冬の事を
全く触れていなかったので、
疑問に思われた方も
多かったと思います。
答えはいつも通り、
「各種条件による」
なので、一つでは無いです。
しかしながら、弊社がメインエリアに
している岐阜県岐阜市の場合、
厳密に計算すると、
外壁を黒にした場合は
夏のデメリット>冬のメリット
となる場合が殆どになります。
例えば西面。
夏は夜7時くらいまで
延々と日射が当たり続けます。
しかし、冬は夕方4時くらいには
既に弱弱しくなった太陽が、
南西の方角に沈んでいきます。
↓ ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/02/65165412e2bbf5c04b88e4a393a0d873.png}
ちなみに、これは
日の出日の入りマップという
サイトになります。
あなたの家の方角も時間も
調べられます。
設計前には自身で確認しても
いいかもしれません。
↓ ↓
%url2%{https://hinode.pics/}
冬の西面には沢山陽が当たりません。
東面も同じことになります。
北面に至っては冬は全く
陽が当たることなく、
夏の朝晩にのみ陽が当たります
南面は開けていれば、
窓だけではなく外壁にも
沢山陽が当たります。
しかし、南側に家があったりすると
途端に陽が当たりません。
岐阜に限らずですが住宅地の中だと
冬に1階の南面には陽が当りにくい
という敷地もしばしば。
一般的に、南面の中でも最も
長時間陽の当たる箇所には、
窓を持っていきます。
(パッシブ設計をしているなら)
それ以外の南面というのは
南面の一等地ではありません。
冬は隣家の影響で陽が当たらない
夏は太陽が高いので庇が無いと
ガンガンに日が当たる。
そんな敷地条件ですと、
外壁を黒にするメリットは少なく
白にするメリットは多い。
という風になります。
ちなみに、昨日紹介した家、
覚えておいででしょうか。
冬の事には触れていませんでしたが
東西北面と屋根は白のガルバ。
南面の中央部分だけが濃い目の板張り。
(エコウッドトリートメント)
美味しい所だけ日射の恩恵を。
その他は反射優先という事です。
だから、「本気で性能を狙うなら」
こんな感じになるんですね。
↓ ↓
%url3%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/02/775ad97891e3f5c1f9f947454c7e7311.jpg}
※再掲
一応、冬の事も気にしますが、
やはり外壁や屋根の色の影響は
夏の方が大きいんですね。
ちなみに、じゃあ黒い外壁は
ダメかというと、ダメではないです。
断熱材の影響の方が外壁の色より
遥かに大きいですので、
断熱材が十分に施工されていれば
外壁の色はおまけ的要素に。
どの位が十分なのかというのは
それこそ地域や家族による。
あまりやって欲しくないのは、
外壁を白にしたら断熱材を○○mm
薄くできる!みたいなせこい
シミュレーションになります。
夏はまだ良いですが、
冬の快適性は断熱材の厚みが
支配的になります。
まずは断熱をしっかり確保する。
何をおいてもそれが最優先。
色だったり熱容量だったりは
その後の話になります。
G2程度の断熱であれば、
まだまだ断熱優先です。
優先順位を間違えないで。
