凰建設の森です。
本日は現場の検査。
お昼からは内覧会です。
内覧会をやりつつ、
プラン提示もあります。
間取りをお施主様に
見ていただく瞬間は
いつもワクワク出来て
楽しいですね。
さて、本日の話題は、
空き家のお話です。
このメルマガを読んで
長い方は、この人
ずっと空き家空き家
言ってるなぁ。
って思われるかもしれません。
そのくらい、今の社会問題の
中でも深刻な話ですし、
国も本腰入れて対策を
していきたいと思っている
分野だという事ですね。
今現在、日本にある住宅のうち
6軒に1軒は空き家です。
東京都民が全員都内から
避難することになったとしても
地方にある空き家に移れば
ホームレス生活は免れる。
(まともに住めるかは別として)
そのくらいの家が余っている。
空き家に関する規制は、
この先もどんどん厳しくなります。
昨年12月には改正された
空き家対策法が施行されてます。
↓ ↓
%url1%{https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/index.html#lawamendment}
国交省の空き家対策は、
「壊す」「活用する」
の2本立てになります。
ここだけは納得いかない。
なぜこんなに家が余っているのに
「作る」のを規制しないのか。
今こうしているうちにも、
寒くてすぐに住みたくなくなる
家が日本中に沢山建っている。
20年後の空き家予備軍が、
どんどん増えていってる。
なぜと言いましたが、
理由は分かっています。
私たち建築会社を守るため、
新しく建物を建てることを
どんどん推奨してるから。
住宅業界にいる私は、
恩恵を受けているから有難い。
だけど、日本全体の益を
考えた時に、建築会社を
守るなんていうのは、
非常にもったいない話です。
住宅の補助金よりも、
もっと未来の世代の為に
使ってほしいと思います。
家は余っているけど、
人材はどこでも不足でしょう?
国の礎は人になります。
もう余って仕方がない
家なんかに投資するよりも
人に投資する国になってほしい。
すみません話が愚痴に
なってしまっていました。
改正された空き家法では、
市町村の権限が少し強化された。
空き家には3段階のレベルが。
①特定空き家
②管理不全空き家
③住める空き家
特定空き家は既に崩れそうな
感じの空き家を指します。
弊社の近所にもありますが、
こんな感じの家の事です。
↓ ↓
%url2%{https://www.google.co.jp/maps/@35.4594247,136.845174,3a,60y,53.79h,92.23t/data=!3m6!1e1!3m4!1sAEiC9OdtHN4Up3fZ1aKtcQ!2e0!7i16384!8i8192?entry=ttu}
管理不全空き家はこれの
数歩手前になります。
この数歩手前のものに
対しても、土地の固定資産税を
6倍にすることが可能に。
このままのペースで行けば
固定資産税6倍の範囲は、
もっと拡大することになる。
法律が変わった事で、
あたふたしている人も
おられるかもしれません。
法律は自分たちの知らない
所で勝手に変わるものだと
思っている人もいるかもですが、
自然災害と違って法律は、
人が作る物ですから、
社会背景やそれまでの政策を
しっかり押さえておけば、
今後法律がどのように
変わっていくのかは分かります。
4号特例も空き家も、
突然法律が出来たわけじゃなく
前々から準備されていた話。
なんなら2050年までの、
ロードマップは既に
ある訳で、そこに向かって
法律が定められていくのは
今から分かっている。
だったら、2050年時点でも
世の中に通用する建物を
今から建てておきましょうよ。
と、なりません?普通は。
2025年に法律が変わって、
安く建てられなくなるから、
それまでに安い家を
建てて逃げ切りましょうよ。
って言う建築会社を潰す方が
空き家対策としては優先順位が
高いと思うんですけどね。
空き家問題というのは、
今から家を建てる人だけではなく、
日本に生きる全ての人が、
関わる可能性がある話です。
私は田舎から出て、都会で
家を建てたから大丈夫。
という訳にはいかないんです。
その田舎のお父さんお母さん
おじいさんおばあさんが
住んでる家もまた、
空き家の予備軍なんですね。
管理不全の空き家は
市町村からの指導・勧告対象。
つまり、社会にとって
迷惑な物、邪魔な物なんです。
簡単には帰れない実家の
市町村から、定期的に
「おたくの実家何とかしてよ」
という連絡が届く。
住んでもいない家の
固定資産税を払うのも
面倒な事ですが、
土地の部分が6倍になる。
空き家の固定資産税なんて
建物はタダ同然なので、
土地の部分が6倍というのは、
非常に大きな金額になる。
高齢化社会を迎える日本は
世代交代の平均年齢も高い。
現役世代ならまだしも、
現役を退いて収入が激減した
後に、住んでもいない土地の
6倍の固定資産税を払い続ける。
定期的に帰って管理を
する費用も手間も大変。
あれあれ、おかしいぞ、
老後の人生って
実家の空き家の面倒を
見るためのものだっけ?
と、一定数の人がなってしまうのが
今の20~40代の老後になります。
家を建てる人が相談に来られると
「ご実家は??」って
口を酸っぱくして言うのは
あなたが将来困ってほしくないから。
恐らく、それで家を建てるのを
辞めたという方は相当数にのぼる。
弊社、ビジネスチャンスを
大変逃している自覚があります。
でも、それでいいと思っています。
家を建てる目的は、
幸せな暮らしを送る事。
幸せな暮らしの方が上位の目的。
ですよね。
それは相続する実家を自分の理想に
リノベをする事でも叶えられるし、
今すぐにやらないといけない
ものでもありません。
世の中にはこんなに家が
余っているのに、自分の理想に
叶う家が全然ないからあなたは
家を建てなくちゃいけないんです。
つまり、今まで作られてきた家が
どうしようもない物だという事。
私の周りにどうしようもない家しか
ないから私も未来の人からすると
どうしようもなく見える家を
建ててもいいんだ。という意識で、
この70年やってきましたが
それ、もうそろそろ止めません?
おいそれと帰れない距離の
実家の家土地を相続する可能性の
ある人は、よくよく空き家対策法の
中身を確認した方が良いです。
この法律、どんどん厳しくなり
国民の個人世帯へのしわ寄せが
増えていっております。
家を建てる時にライフプランナーさんに
資金シミュレーションを
やって貰ったという人は
おられるかと思いますが、
相続する土地建物の
固定資産税って計算に
入ってたりしました?
あんまりいないと思います。
でも、相続があるなら、
多分あなたはそれを負担しなきゃ
いけなくなる立場になります。
空き家はあなたが思うより、
物心両面の貧しさを招きます。
どうぞお気をつけて。
