凰建設の森です。
本日は真夏のリノベ内覧会初日。
明日の方が圧倒的に申し込みが多く、
今日はのんびりした一日となりました。
おかげで設計が進む進む。
昨日ヒアリングをさせていただいた
案件の原案がいい感じになってきました。
今日はこの後8時から
インスタライブがあります。https://www.instagram.com/
質問も沢山いただいてまして、
楽しい一時間になりそうです。
岐阜は今日、花火大会なので
ご参加の方はちょっと少ないかも。
アーカイブでどうぞご覧ください。
さて、本日の話題は、
住宅の話ではありませんが、
通じるものがありますので、、、https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03045/080500032/?i_cid=nbpnxt_pickup_top_build_06
名建築がどんどん解体される。
建築業界の中では嘆きの声が
色々と聞こえてきます。
住宅でも名建築を残そうという
取り組みは幾度となく
行われてきました。https://casabrutus.com/categories/architecture/425154?fbclid=IwY2xjawMD6oRleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFLYzduZjY2Vko4dm1PMmdYAR5IPt4cYOohFXsA_MMoYs1hTVuSOaFcF0q1Mi4cxcI9ThWiVe1_cTn7l_ifcg_aem_divZxe5LRI5kdVA7RkIrCw
上手くいったものもあれば
上手くいかなかったものもある。
私が最初に衝撃を受けたのが、
同潤会アパートの取り壊し。
もう20年も前の事ですね。
同潤会アパートの名前は
知らなくとも、表参道ヒルズなら
知っているという人の方が
多くなってきたかもしれません。
なぜ壊されるのか?
簡単に言うと、維持管理に
お金がかかり過ぎるから。
古い耐震基準で建てられているので
耐震補強をしようとするも巨額になる。
設備が古くなってきたので更新を
しようとするも、そもそもスケルトンまで
戻さないとできない。
今後は省エネ改修が巨額過ぎて
諦めるというのも出てくるかと。
維持管理が大変な意匠や構造、
設備計画にしてしまったから
壊されるんです。
名建築を残すためにたくさんの人の
お金を集める。それはもう、建築を
生きながらえさせるために介護を
しているようなものです
古い建物でも維持管理がちゃんとできて
経済的に使い続けた方が良いと判断される
建物はきちんと残っているんです。
日本武道館とか。
今を生きる建築人たちは、
古い建物を残すことを声高に
叫ぶ一方で「新規性」という名の
奇抜さを競うステータスを重視し、
寿命の短い名建築を生み出すことに
躍起になっております。
頭おかしいんじゃないの?
税金やクライアントから預かった
大切なお金を何だと思っている?
これはビルなどの一般建築の話
だけではありません。住宅だって一緒。
昔のように住宅は安くない。
3軒建てないと思い通りには
ならないなんていうキャッチコピーは
もう通用しない。
誰が定年後にもう一軒建てるつもりで
注文住宅を建てる?
そんな人はまずいません。
という事は、少なくともその人が
人生を終えるまでくらいの時間の
責任が住宅の設計者にはあるんです。
後々でとんでもないメンテナンス費が
掛からないようにしないといけない。
できる事なら受け継いだ誰かにとって
資産となる家にしておかねばならない。
そういう家のつくり方は既に
マニュアル化されています。
ただ、その通りに作っていくと、
とても面倒でとても手間がかかる。
更に住宅が高くなっていく。
でも、どれだけ高くなったとしても
もう一回建て替えるよりはずっとずっと
安いんですね。
日本の家もそういうフェーズになっている。
安かろう悪かろうを30年で建て替えて
来た時代はもうとっくに終わっています。
建築物を長く使うという事について、
住宅であろうが非住宅であろうが、
真剣に話し合う必要があると思います。
50年以内に解体しなくてはならない家を
建てるのは誰も幸せになりません。
50年だったら、あなたも生きている
可能性があるんです。
よぼよぼになった状態で建て替えを、、、
なんて本当に大変ですから。
名建築を残そうという取り組みは
続けていってもらえたらと
思うのですが、私たちが
作っている建物は将来的に、
誰かに介護してもらわないと、
消えていってしまうものに
なっていないのかという事は
建築をつくる立場として
常に自問しながらしていかねば
と改めて思う記事でした。
人の介護も大変ですが、
建築の介護も大変です。
是非、介護の負担の少ない、
いつまでも元気な家を
建てていただければと思います。
