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床下エアコンすべきか否か

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

今朝は寒かったですね!
毎週月曜日は全体朝礼の日。

朝、家から出て、慌てて
羽織るものを取りに戻りました。

ちなみに最初はいつも通り半袖の
ポロシャツで家を出ました。

本日も新規のお客様がご来場。

すみません打ち合わせに支障が
出てき始めておりまして、
新規のご来場は12月以降の土日か
平日で調整を頂いております。

皆様にご理解とご協力を頂き
感謝しております。

また、ご予約時、私への指名が
無ければもっと早く打ち合わせに
入る事も可能ですので
そちらもお含みおきくださいませ。

さて、本日の話題は床下エアコン

質問箱からになります。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/89364da1-06a8-4679-a0a9-ec5aee307980/completed}

ありがとうございます。文章の
長さから真剣に考えていることが
伺えます。

床下エアコン小屋裏エアコン、
決してマストな設備ではありません。

むしろ失敗例も多く、設計者の
知識や技術が足りなければ、
やらない方がマシという事も
よくあります。

元々エアコンというのは、
部屋の天井付近に取り付けることを
想定して開発されております。

床下や小屋裏に居れる事の方が
想定外の使い方ですし、
床下エアコンはメーカー保証は
ありません。

また、床下エアコンの方が
電気代が安くなるというのは
違います。床下エアコンの方が
電気代は高くなります。

こんな理屈です。
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/10/7ab33e07c4ed01f300dbdca5694ef27a.jpg}

質問の本題でもある、個別エアコンと
床下エアコンの違いもこんな感じ。

暖房用のエアコンの台数が
減るというのも違いですね。

だから床下エアコンをする場合は
基礎の断熱にこそお金を掛けないと
光熱費はどんどん地球を暖める
事に使われてしまいます。

基礎の断熱を厚くしても、
日本の省エネルールでは、
基礎の断熱は0.7掛けで
計算しても良いとなってますので
UA値を下げるという意味では
基礎の断熱は
あまり役に立ちません。

しかし、床下エアコンの実情は
基礎からどんどん熱が逃げる。

その現実とルールの不一致を
正しく理解していないと、
いたずらに暖房費のかかる
仕組みになってしまうのが
床下エアコンになります。

そして、G1程度の断熱で
床下エアコンというのは
ちょっともったいない。

やっぱり宮城であれば、
UA値が0.34を下回るところまで
断熱し、床下もちゃんと断熱して
その上で床下エアコンに
取り組んだ方が無難です。

きちんと断熱すれば家中の
暖房が床下エアコンで賄えます。

しかし、断熱や設計が半端だと
床下エアコンだけでは
全館暖めることは難しいです。

余談ですが、宮城県と言っても
気象区分ですら色々です。
仙台は去年5地域に降格?昇格?
しましたし、相談を頂くときは
市町村単位でといつも
お願いをしております。

そしてプロの立場で気になる
事と言えば、やっぱり
議論が定性的である事です。

十分夏涼しく冬暖かい。
電気代もかかりません。

これ、具体的な数字が
何一つ出ていませんよね。

住んだ後に質問者さんが
「寒いです。床の温度が18℃です」
と建築会社さんに言ったとして
「18℃なんて十分な温度ですよ」
と言われたらそれでおしまいです。

「電気代が3万円を超えました!」
と建築会社さんに言ったとして
「それくらいは平均値ですよ」
と言われたらやっぱりおしまい。

涼しいというのが何℃を指すのか
暖かいのが何℃の事なのか
電気代がかからないというのは
幾らであれば良いのか。

その合意をしないまま住宅の
設計施工を依頼するから
建築会社さんに、
「私は」暖かいと思います。
「私は」電気代安いと思います。
で済まされてしまいます。

質問者さんは床下エアコンが
欲しいのではなく
足元が暖かくて
電気代の掛からない家が
欲しいのだと思います。

であればやるべきことは、

床の表面温度が20℃を
下回らない家が欲しい。

とか、

1か月の暖房費が1万円を
超えない家が欲しい。

という風に建築会社に
オーダーをすべきです。

私もよく、使用する設備で
オーダーを頂きますが、
そのやり方ではあなたの
言っている生活は実現
出来ませんよというケース
ものすごく多いです。

全室にエアコンを取り付ける
という事ですが、決して
ダメだという事は有りません。

最終的に家の使い方が
どの様になるのかは不確定。

全室にエアコンが取り付く
準備だけはしておくべきです。

最初から全部に付けておく
必要はないかと思いますが。

床下エアコンであっても無くても
どちらでも良いと思いますが
後で後悔をしないためには、
温度と暖房費の合意くらいは
とりつけておくべきかと。

住まい手からすれば、
住宅の性能を謳うのであれば
当然のことのように感じられる
のではと想像しますが、

それを殆どやっていないのが
今の住宅業界ですので。

これから家を作るあなたが
そういうことを建築会社に
望む事により、業界全体が
成長していきます。

ぜひ、頑張ってくださいませ

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー