凰建設の森です。
本日は神奈川県
木造住宅協会さんに
お招きいただき、
講習会です。
近隣のJBN系団体さんにも
お声がけいただき、
50人を超えるご参加。
ありがとうございます。
本日は質問箱から
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/150b0a70-8370-4da1-8c54-f84c71072f21/completed}
お気持ち、よく分かります。
もし、壁掛けエアコンにして
今と変わらず不快だったら、
何の為に家を建てたのか、、、
という気持ちになります。
無難に失敗の少なさそうな
設備を選んでおいた方が
いいのではないのか。
と考えてしまいますよね。
という事で、本日は、
壁掛けエアコンでも大丈夫?
という疑問にお答えします。
結論から言うと、
大丈夫にすることも出来る。
になります。
家の性能とエアコンの性能が
釣り合っていること、
エアコンの設置場所が
適切であること、
換気による気流の流れが
エアコンに逆らっていないこと。
その3つを守れば、
壁掛けエアコンでも
快適な環境を作ることが
可能になります。
まずは家の性能と
エアコンの性能が
釣り合っている事。
建物の断熱や日射遮蔽、
内部発熱の状況により、
その家の熱負荷が決まります。
夏の場合は特に、
顕熱の負荷と潜熱の負荷の
バランスも重要になってきます。
そしてエアコンの仕事も、
空気を冷やす(顕熱)の割合と、
除湿をする(潜熱)の割合に
別れていきます。
そのバランスがなるべく一致するよう
家の設計やエアコンの選定を
行うことが重要になります。
顕熱が足りな過ぎれば冷えず、
潜熱が足りな過ぎればベタベタ。
断熱が分厚くなるほど、
家全体の潜熱の負荷の割合が
増えて行きますので、
一般的に高断熱になればなるほど
除湿が難しくなっていきます。
G2を超える断熱の家を
建てるのであれば、
潜熱負荷の事も知っておいた方が
無難になっていきます。
これはどちらかというと
設計者さん側のお話になります。
次にエアコンの取り付け場所。
基本的には、家の中で、
最も大きな区画に取り付ける事。
そして、なるべく高い位置に
取り付ける事。
2階であれば、階段ホール
平屋であればリビングが
該当することが多いです。
エアコンは長距離走の選手。
ゆっくり止まらず動き続ける
事が理想的になります。
周りの空気が十分に冷えたな
とエアコンが判断すると、
勝手に止まってしまう。
小さな部屋に取り付けると、
エアコンがすぐに止まり、
部屋間の温度差が拡大しがち。
なので、エアコンは、
家で最も大きな空間に
取り付けるようにしたい。
最後に、換気の流れが
エアコンの気流に逆らって
いないことが大事です。
家の換気は、給気口から
入って排気口に向かいます。
家の換気の量は100~200m3/h程度
エアコンは300~700m3/h程度
エアコンが下流についていても、
エアコンの方が大きな風量なので
冷えると言えば冷えますが、、
排気口側にエアコンがあって
給気口側に向かって吹き出す
形ですと、下りエスカレーターを
頑張って登るような感じになります。
また、せっかく冷やした空気が
すぐに排気されてしまうことに。
なので、出来る事であれば、
給気口の近くにエアコンを配置し
換気の空気の流れと、
エアコンの空気の流れが
ケンカしないようにしたい。
洗面脱衣などの閉じた空間が
冷えるかどうかについてですが、
換気の経路の下流にそれらの
部屋があるのであれば、
換気量に応じて冷えます。
エアコンで冷やされた空気が、
そちらの部屋にも回りますので。
書斎などで換気の上流に部屋が
来たり換気の経路上に無い
部屋は、閉め切ると冷気は来ません。
開けて生活をするか、
その部屋にも冷気を
運ぶことができるような
工夫をすると良いですね。
色々お伝えしましたが、
弊社のお施主様も9割程度が
壁掛けエアコンになります。
4割くらいの方が、
小屋裏エアコンや
床下エアコンなどではない
普通の壁掛けエアコンです。
それでも快適にお過ごし
いただいておりますので、
設計次第で壁掛けエアコンでも
大丈夫です。
後は、設計者さん次第です。
しっかり設計者さんと話し合い
根拠のあるエアコン配置を
行っていただければと。
