これまでお届けしてきたお役立ち情報や業界のリアルなお話を振返りでご覧いただけます。最新のメールマガジンは申込後に購読が可能です。

これは性能向上リノベの大敵

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は学校。
国際たくみアカデミーの
夏休み明けの講義が再開。

お昼からはリノベの相談。
ご実家のリノベを検討。
断熱リノベも視野に入れて。

というお客さまでした。

今年の冬、鳥取県の
Re NE-STの教科書を
作るに当たり、鳥取県は
北海道式の極力既存を
生かした方式を県の標準に
採用しようとしました。

最近はリノベに関しての
勉強会がすごく多いです。
本州でも新建新聞社さんが
リノベ学校を開校
↓     ↓
%url1%{https://www.s-housing.jp/archives/278558}

本州のリノベは基本的に
スケルトンまで戻すのが多い。

私も教科書をつくる際に、
北海道方式のリノベが
本州でなぜ大変なのかを
北海道の皆さんに説明するのに
少し手を焼きました。

外壁を壊さずに外から
断熱や耐震の補強をする
北海道方式は、非常に
解体も少なく既存の壁を
有効活用できます。

しかし、北海道と本州では
リノベ対象の家の作りで
決定的に違う所があるんです。

それがこちら
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2022/08/fba044c40b6db0d06230ea2692ebb010.png}

北海道の家はその殆どが総二階。
本州の家はその殆どに下屋がある。

断熱リノベは下屋部分で
圧倒的に難易度が高い。

新築でも大変な箇所ですが
リノベで断熱気密ラインを
整えていくのは本当に大変。

箱型の家と下屋のある家では
なるべく解体をせずに行う
性能向上リノベの難しさが
全く違うと言ってもいい。

だから、本州のリノベは、
とりあえずスケルトンに。

みたいな感じを基本にした方が
応用問題は少なくて済みます。

しかし、解体費用もリノベ費用も
安く済むのは北海道方式。

普及しなくては意味が無い。
県内のリノベ実務者さんに
大変な道を歩んでもらおう。

決して豊かとは言えない
鳥取県が北海道方式を
選んだのは無理からぬこと。

かくて、実務者は勉強が
大変だけど安価に済む
北海道方式を鳥取は取り入れ
資格を作りました。

性能向上リノベの大敵は下屋。

下屋が沢山あればあるほど、
選択肢はスケルトンになりがち。
総二階に近いほど、北海道式の
安価な方法も採用できがち。

今の新築物件は将来の
リノベ物件になります。

どんな建物を建てるのかは
あなたの自由になりますが、
もしあなたが性能なんて
どうでもいいという家を建てるなら、
下屋の少ない家を建ててあげると
将来の家のオーナーが
途方に暮れなくて済みます。

家を建てるなら将来メンテが
しやすい事も大事な要素。

ぜひ、心に留めて、
家を建てていただければと。

理想は、内装や設備の
ちょこちょことした更新だけで
100年でも200年でも
住み続けられる家ですけども。

#本質的な家づくり #設備より建築

登録特典として、小冊子をpdfでプレゼント
+知って得するメルマガを毎日配信

メルマガ

メルマガに登録する

この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

Xアイコン facebookアイコン Instagramアイコン

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー