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これを見極められるか?

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は構造見学会。
沢山の方にお越しいただき
ありがとうございました。

11/3の完成内覧会は
まだまだ受付中です。
↓ ↓
%url12%{https://www.ohtori.net/preview/47041/}

夕方以降の時間帯は
少し詰まっております。

照明計画の参考に、
夜の雰囲気をぜひ
確認してみてください。

さて、本日の話題は、
構造見学会にちなんで
大工さんのお話になります。

家づくりにおいて
重要な要素といえば依頼先。

依頼先とざっくり括りますが、
依頼先要素の中でも重要度が
高いのが、大工さんです。

だって、最後は大工さんが、
家を作ってくれるんですから。

その大工さんは、全国的に
絶滅危惧種まっしぐらです。

こういうイベントに全国から
90社もの会社が集まるくらい
↓ ↓
%url1%{https://www.jbn-support.jp/jbn_system/wp-content/uploads/2022/09/7fbdfefd48858727be018e9ffdcd88e8.pdf}

高度経済成長期から、
バブルくらいまでの間、
日本には大工さんを目指す
若者が沢山いました。

家なんかどれだけ建てても
足りない一方でしたから。

建築会社側も、大工さんなんて
募集すればいくらでも集まるから
わざわざ自社で育てることをせず
どっかから集めてくる方式に。

建築建設の仕事が頭打ちになり、
それと同時に大工さんになろう
という若者もすっかり少なくなった。

でもそれでもこの30年間の間、
大工さんの数は仕事の減少と
同じペースで減っていったので、
あまり表立って問題には
なりませんでした。

しかし、30年前に20代だった
若手の大工さんももう50代

大工さんの数と仕事の数は、
釣り合っていたとしても、
大工さんの年齢層は、
すっかり高齢化してしまっている。

気づけば20代30代の大工なんて
もういない。さてどうしよう。
どうやって大工さんを募集すれば?
どうやって大工さんを育てれば?

アリとキリギリスではないですが、
今だけのことを考えて、どこかで
育ってきた大工さんを引き抜いてくる
ということをやっていた建築会社は、
かなり苦境に立たされております

この30年、非効率だからとみんなが
捨てていた「育成」という考えに
ようやく戻ってくることができました。

そういう方が90組も全国から
集まってくるんですね。

でも、そういう考え方に至るのは
とても良心的で真っ当な考えの人。

この状況でも未だに
「どこかにいい大工はいないものか」
と、他の建築会社の大工さんを
引き抜くことばっかり考えている
建築会社もあったりします。

というかそっちの方が多数派かと。

大工育成は俺の仕事じゃねえ。
どっかの誰かが育てた大工を
良い単価で引き抜く方が賢い。

お金のない国が戦争をするときは、
軍人さんを育てるよりも傭兵を
雇った方が安い。

同じ資金を持ってプロスポーツチームを
運営するんだったら、博打みたいな
育成にお金を使うよりも、他のチームの
有能な選手に大金を払って引き抜いた方が
コスパが良い。

それを建築業界総出でやった結果、
今の大工不足になっております。

凰さんは若い大工さんが沢山で
羨ましいと良く言われます。

しかし10年前だと、
「大工なんか育てて酔狂な」
という目で見られておりました。

大工不足で現場が回らないという
建築会社をよく目にします。

建築会社と契約をしたけど、
工事が全然進まないという
お施主さんもたまに見かけます。

申し訳ないですが、どちらの人も
同情することはできません。

今だけの事を考えて大工育成を
してこなかったのはその会社。

今だけの事を考えて経営をすれば
一時的には住宅の単価は低くできる。

なぜそうなのかを分析することもなく、
その会社を選んだのはお施主さん。

そんなの施主がわかるわけないだろう。
自己責任論はあまりにも横暴だ。

と言われることもあります。
そうかもしれませんが、
実際に困ってしまっているのは事実。

私が同情したり、業界を代表して
謝罪したりして解決する話でもない。

何度も書いておりますが、
家づくりは、買い物の中でも、
最も高額で最も難しいもの。

今の日本の状況ですと、
お施主さんが勉強するしかない。

あなたが買った住宅という買い物は
いつまで使い続けるものなのか。

ほとんどの人が死ぬまでと答える。

じゃあ、死ぬまで使える住宅や、
死ぬまで面倒見てくれる建築会社を
選ばないとダメなのではないか。

それを見極めるためには、家の勉強も
会社を見抜く勉強もしなくてはならない。

家の勉強はともかく、会社を
見抜く目がないというのは少し問題。

だって、あなたも社会で働いて
いるんですから。会社組織が
どういうものかが分からないでは
この先社会人としてもどうなのか。

大工の育成がなされているかは、
その一つの指標に過ぎませんが、
そこを見落としたら後で困るのは、
回り回ってあなたになります。

設計や営業がいくらいたって、
建具の調整一つできないんですから。

最後に物理的に家を守ってくれるのは
大工さんになります。

この後に及んで大工さんの育成を
やるつもりのない建築会社なんて
もうこの世には存在しなくてもいい。

そのくらいの状況になっています。

そして住まい手として、そういう
建築会社を排除するような空気を
作っていかないと、回り回って、
困るのは自分だったり、自分より
後に家づくりをする住まい手です。

特に大工さんの採用育成に関しては
岐阜県というのはすごく恵まれた
環境が整っていたりします。

その岐阜県の建築会社が、
「どっかにいい大工いない?」
と言っているのであれば、
もう甘えとしか言いようがない。

温熱の知識や構造の知識なら、
1年も勉強すれば身に付きます。

しかし大工さんの育成は、
長い時間と辛抱が必要になります。

今気づいてすぐに始めたとしても
成果が出るのが早くても5年後。

でも、始めるしかないんです。

大工育成をやっている会社かどうか。
ぜひ依頼先選びの参考に、
なさっていただければと。

ずーっと言ってきているんですから
↓ ↓
%url2%{https://youtu.be/HpWzcl4r0p4}

#本質的な家づくり #未来コストを考える #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー