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アルミクラッドサッシ知らない?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日、明日と、オフです。
春休みに長男と二人で
自転車旅に行ったところ、
二女も二人で行きたいと
言い出し、その約束が今日。

自宅から自転車で30分ほどの
距離にあるこちらに
↓     ↓
%url1%{https://hyakunen-kouen.jp/}

私が子供のころよりも、
ずっと色々なアクティビティが
増えて、一日中楽しめるものに。

こういった公共の施設は
非常にありがたいものですね。

夜は消防団の活動、
という言い訳で参加する
操法訓練お疲れ様飲み会。

コロナで使えなかったお金が
だぶついているので、
3年分の予算をちょこちょこ
飲み会で使う作戦とのこと。

有難い話ですね。

さて、本日の話題は、
我々プロの間では常識だけど
案外知られていないのかも?

という物についてお話します。

窓ですね。

弊社のお施主様でもよく
採用を頂いているのが、
佐藤の窓という木製サッシ。

木製サッシと聞くと、
凄くいいねというイメージも
あれば、後々大丈夫?
というイメージもあるかと。

代表的なものは、木が腐る
という物でしょうか。

これ、本当の所どうなの?
というと、それは本当です。

私も施工して20年程経つ
マーヴィンの木製サッシが
腐ったのでメンテナンスを
してほしいという依頼を
受けたことがありますが、
ものの見事に、腐ります。

なんでそんなものを使うの?
というお話ですが、
これは全く逆でして、
なんで腐りやすい物を
腐りやすい設計で使うの?

というお話になります。

木製サッシというと、
最新の物を思い浮かべる
人もいるかと思いますが、

そもそも日本の住宅は
全部木製サッシです。

「あなたの地域 古民家」
みたいなワードで検索を
かけてみてください。

木製窓の家しか出てきません。

ただ、同時に、その窓の上には
必ず庇や屋根がかかっているはず。

木製窓が外壁面に無防備についてる
なんていうのはあり得ない。

日本の家というのは、開口部の上は
屋根や庇で守ってあげるのが、
気候を考慮した当たり前の納まり。

木製窓みたいな腐りやすいものを
採用するのであれば尚更です。

のっぺりとした面にそのまま
木製サッシを使うというのは、
やってはいけないというのが基本。

じゃあ庇や屋根があれば、窓は
永遠に持つかというと、
永遠とまでは行きません。

40年とか50年という時間が経てば
流石に交換するという事もある。

その際、交換しやすい納まりに
なっていることが大事です。

具体的に言うと、サッシのつばが
無いおさまりの方が良い。

木製サッシだとアルミや樹脂と
違い、出っ張らせることは難しく
元々つば付きサッシには
なりにくいのでそんなに問題に
なることはありませんが、
内外装をなるべく痛めることなく
窓をごそっと交換できる。

それも昔の家においては基本。

昔から作られてきた家における
木製サッシの扱い方というのは
そういう物になります。

じゃあ、懐古主義になり、昔の
つくり方の家だけを作るしかないか
というと、これまたそうでもない。

当然窓の方も進化しているわけですね。
そもそも木製窓を職人さんが手作りで
やっていた時代は加工精度も低く、
気密性も悪かった。雨漏りも多い。

それでは良くないよねという事で
開発され一気に広がったのが、
アルミサッシになります。

(昔の木製サッシに比べて)
気密性に優れ、風雨にも強い。
但し熱を通しやすいので、
今の住宅の基準からすると
とても使えたものではない。

古民家には無かったアルミという
高耐候性素材。

木製窓に組み合わせて使う
サッシというのがあります。

純粋に木だけで作られたサッシを
木製サッシと呼ぶのに対し、
木部をアルミで被覆した窓を
木製アルミクラッドサッシと
呼んだりします。

外から見ると、アルミの素材に見える。
中から見ると木製窓に見える。

それが木製アルミクラッドサッシ。

佐藤の窓も正確には、
木製アルミクラッドサッシ。
↓     ↓
%url2%{https://passiop.com/wp-content/uploads/2023/04/2304_smartwin_%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0-.pdf}

サッシ断面を確認してみて。

こういう窓を使う事で、
腐りやすい木部は守られる。

木製サッシは腐る。
何の条件も示さずそういう
ネガティブな事を言う人も
居ますが、腐る条件もあれば
腐らない条件にすることも出来る。

木製アルミクラッドサッシ
という物の存在を知らずに
木製サッシは腐るなどという
人も居たりしますので、
そこは重々気をつけてほしい。

どんなことでもそうですが
シンプルで分かりやすい
結論を人は求めがち。

そしてシンプルな結論の方が
伝播する力は強いです。

しかし、現実はもっと複雑。
単純な木製の窓でも、
何十年とメンテの要らない
納まりを作ることも出来るし
そもそも腐りにくい仕様の
木製サッシも存在する。

どうぞ、よく勉強をしてください。
知識は人生を助けてくれます。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー