凰建設の森です。
本日は学校の日。
全10回の授業の2回目。
日本の住宅事情と
世界の住宅事情を
比べてみる、という
事も行いました。
日本の住宅の歴史が
大転換を迎えた昭和25年。
建築基準法の制定により、
日本は世界に類を見ない、
大量の住宅建築時代を迎えます。
1968年、戦後23年目にして
ようやく迎えた住宅普及率100%
量から質への転換時期を見誤り
その後住宅業界が溶かした
国民のお金、500兆円以上。
反省を生かせぬまま、住宅の
大量生産を続けた結果の、
空き家増加という社会問題
そしてこの先30年程度で再び
起きる可能性のある、住宅不足問題。
これから家づくりに携わる分野で
社会に出ていくであろう学生さんに、
住宅業界が置かれた現状と
未来予測とその根拠を説明。
日本の住宅の総量を調整し、
1軒1軒の建物の質を上げ、
長く住める家に作り変えて
行かねば、日本はこの先も
住宅のせいでどんどん貧乏に。
ただし、それを行うと、
1戸建ての家というのは、
今よりも高嶺の花になる。
新築住宅の着工戸数は、半減し
多くの住宅会社が倒産する。
良質な中古住宅であれば、
その家に資産価値が認められ、
良い戸建て住宅を所有している事が
人生のリスクを下げてくれる。
今の日本において、
新築住宅というのは、
非常に危険な買い物。
引っ越した瞬間に、
家の資産価値は2割3割減り、
人生の家計簿は1000万円程の
負債を抱えた状態になる。
ヨーロッパの場合はどうか
↓ ↓
https://realadvisor.ch/en/property-prices
スイスの住宅価格検索サイト。
フランスやスペインも探せます。
新築、中古に余り差はなく、
スイスの家は1,187,520円/m2
100m2(30坪)の家で1億2千万円。
この20年で86%の価格上昇。
20年前6500万円で買った家が、
今売ると1億2千万になるという事。
家を建てたり買ったりする
ハードルはものすごく高い。
しかし、一旦所有してしまえば、
それは所有者に富をもたらしてくれる。
それがスイスという国です。
スイスだけじゃない、
先進国というのは、
そういうのが普通。
家を買った瞬間から、お金が
溶けてなくなり続ける日本。
家を買った瞬間から、お金が
増え続ける事になるスイス。
新築を安く建てる事が社会の為。
そういう50年前の幻想を、
未だに追い求め続けた結果、
中古住宅に全く価値の付かない
社会が出来上がり、毎世代、
安物買いの銭失いをして、
日本はここまでやってきました。
人口が増え続けていた時代の、
好景気ボーナスが終わってしまえば
住むほどにお金が無くなり続ける
家がもたらす貧しさが重くのしかかる。
スイスと日本では差があり過ぎて
現実感がなくなってしまいます。
でも、悲しい事にそれが現実。
そして日本人の多くは、
家を持つほどに貧しくなる現実を
当たり前のものだと受け入れて過ごす。
それ、おかしいんだよと言われても、
70年以上、それが常識でやってきたため、
なかなか受け入れられない。
例え、自分を含めて社会全体が
豊かになる変革であったとしても、
変わらないことを選んでしまう。
日本の家に資産価値なんて
付くわけないでしょう。
って言ってしまう。
素朴な疑問なのですが、
家に資産価値が認められるように
なると、不幸になったり損を
する人が出てくるものでしょうか?
強いて言えば、中古住宅の
流通が活発になりますので、
新築が売れなくなるようになる。
家を所有する人、家に住む人は
等しく豊かになり、
家をつくって提供する人が、
職を失いやすくなるんです。
家に資産価値なんて付くわけないだろう
という言葉は、自分で自分が不幸に
なればいいんだと言っているのと同じ。
みんなで豊かになる事よりも、
みんなで貧しくなる事を選んでしまう。
例えみんなが豊かになる提案であっても
他人が豊かなのを見るほうが嫌い。
他人の不幸は蜜の味。
他人の不幸を見られるなら、自分も
不幸になることを受け入れてしまう。
そういう風潮ってありますよね。
日本が豊かになるためには、
まず不幸が大好きなマインドから
変えていかないと。
って思ってしまいます。
