凰建設の森です。
本日も家族旅行です。
長崎に来ております。
定休日のフルマークハウスさんの
事務所の周りを家族でうろつき
不審者を演出した後に平和公園。
そして軍艦島。
ずっと行きたかったので
子供の卒業旅行にかこつけて
いい機会となりました。
3月に入り寒い日が続きましたが
ようやく春らしい暖かさになりそうですね。
ということで、この冬も相談を
いただくことが多かった、
効かない床下エアコンについて
お話しようかと思います。
それなりに高断熱住宅。
だけど床下エアコンが、
思ったように暖かくならない。
設定温度や風量を上げると、
ものすごく暑い部屋が
家の中にできてしまう。
その部屋を基準に設定すると
寒い部屋などができてしまう。
そもそもどう頑張っても
暖かくならない場所がある。
などなど。
小屋裏エアコン床下エアコンは
エアコンメーカーが推奨する
使用方法とは違うため、
作り手と住まい手の自己責任で
導入するものになります。
失敗してしまうと、
リカバリーは大変。
床下エアコンは空気式暖房。
空気式暖房が空間を温める
要素は2つしかありません。
①空気のエネルギー差
②空気の移動量
そのどちらか、あるいは両方が
不足しているから効かない。
空調講座の中でも、
その基本の理屈から
お伝えしておりますが、
これを失敗している
というのが最も多いです。
そしてもう一つ、今年の相談の
中でも多かったのが、
そもそも床下エアコンを
導入するレベルまで断熱が
できていないという例。
元々高断熱住宅をやっていた
会社さんが床下エアコンを導入して
失敗するパターンで多いのは、
空調の部分での失敗です。
しかし、元々高断熱住宅を
やっていなかったという会社も
流行りに乗って床下エアコンを
やり始めたというのが、最近。
そういう会社での失敗例は、
断熱不足が原因というのが
意外と多いんです。
このメルマガでも何度か
紹介をさせていただきましたが、
国のUA値計算というのは、
普通に壁掛けエアコンなどを
前提にルールが考えられているので
床下エアコンみたいな特殊な
暖房を採用する際には、
設計者が自分で計算して
基礎の断熱の厚みを
増してあげる必要があります。
基礎の立ち上がりの内側と、
外周部から1m程度の範囲だけを
断熱するという基礎断熱だと、
床下エアコンは建物も温めるけど
同じくらい地球を温めてしまいます。
基礎の外からサーモカメラで
見てみると一目瞭然。
外壁よりも基礎の方が
明らかに温度が高い。
外壁の温度と基礎の温度が
2℃以上違ってしまうと
なかなかに基礎からの熱が
逃げていることになります。
理想は基礎表面の温度と
外壁表面の温度差が1℃未満。
もちろんゼロにできれば最高ですが
そこまではなかなかいきません。
温度差を少なくするためには、
壁と同等以上の断熱が
基礎に求められます。
なぜなら床下エアコンのような
床下熱源方式の暖房の場合は、
家の中が22℃程度だとすると
基礎の中の温度は30℃近く。
外壁よりも基礎からのほうが
外気との温度差が高い分、
熱が逃げやすいんですね。
UA値のことだけ考えた
基礎仕様では床下エアコンはだめ。
実際の熱の逃げ方に沿った
基礎断熱仕様じゃないと。
ということで、こちらの
一番上みたいな基礎仕様で
床下エアコンをやるのは
到底お勧めできません
↓ ↓
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床下エアコンのトラブルは
空調の失敗に次いで、
そもそもの断熱不足が多い。
断熱不足の基礎で
床下エアコンをやるのは
光熱費も増えることになるので
どうぞ気をつけていただきたい。
床下エアコンをやる時点で、
床暖房と同じように快適性は
高くなりやすいので、
失敗を失敗だと思っていない
作り手住まい手もいます。
正しい床下エアコン向けの
基礎断熱が認識され
広まってもらえることを
祈るばかりですね。
