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熱橋を潰す

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は移動と、
現場の検査になります。

熱橋検査という検査項目。
これ、弊社が20年くらい
続けている独自の検査。

建物に発生する熱橋を
きちんと潰しているか
ということを検査します。

断熱は分厚くなれば
なるほど、面積の大きな
箇所からの熱流入が減ります。

そして、相対的に
隅角部やボルトなどの
金属が貫通する部分からの
熱移動の割合が増える。

UA値が0.3前後になってくると
全く熱橋対策をしていない場合
熱橋部分からの熱移動が、
平面部分の熱移動と
ほぼ同じみたいな結果に
なってしまう恐れもあります。

玄関土間と玄関ドア周りや
桁まわり、土台周りの熱橋。
構造体を貫通するボルトの
熱橋がきちんと潰されているか。

換気や設備の貫通部も、
意外と熱橋になっていたり。

しっかり付加断熱をしても、
給排水管や換気のダクトなどが
全く断熱被覆をしないまま、
外壁を貫通しているという例は
よく見ると思います。

家が寒くなることのほかにも、
冬季の結露を招く可能性がある。

しっかり断熱換気空調をされた
家は、冬季の室内環境が、
23℃60%みたいになることも。
その空気の露点は14℃です。

金属の部材が外皮を貫通していると
冬季はほぼ間違いなくそれ以下の
温度になってしまいますので、
貫通部の金属部材が無断熱だと、
冬の間、絶えずその金属が
汗ばんでいるという事が
起きかねない。

汗ばんで終わるだけならまだ
気づかないで済むこともあるけど
雫が垂れ始めると厄介。

毎年冬の間、外皮の天井裏で、
少しずつ雫が垂れる。
何年か後に、あれ、ここの天井
なんかシミっぽいのができてない?

って気づいたりするんですね。

これ、熱橋検査云々以前の
問題として、そもそも設計上
熱橋を気にせず作っちゃっている
という事もよくあります。

高断熱住宅を初めてまだ
歴史の浅い会社さんほど、
熱橋?なにそれ、やんなきゃダメ?

みたいな感じです。

現場に遊びに行った時に、
金属のボルトやダクトなどが
無断熱のまま外壁を貫通して
外に出て行っているみたいな
事がありましたら、
あらららら、、、って感じです。

どうぞ、お気をつけて。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー