凰建設の森です。
本日は午前中に会議と引継ぎ。
お昼からは現場での検査です。
木製窓や木製玄関ドアが
準防火地域の現場に納品。
延焼ラインを外したり、
防火認定の取れるものを使ったり、
準防火地域の木製開口部は
気苦労がいっぱいです。
無事に取り付けも終わり、
安心しました。
明日の出張の為に、
髪を切りに行ってきました。
年末以来なので3か月以上
空いたことになります。
だいたいそんなペースなので
いつも髪を切ると誰もが
一目でわかる位すっきりします。
明日の出張は講演ではありません。
仲間内の勉強会の為に東京へ。
70人近い工務店の実務者が集まり
事例発表や意見交換、そして懇親会。
いや、楽しみですね。
さて、本日の話題は、
床下空間についてです。
長期優良住宅の基準においては
床下空間の有効高さは33cm以上
と決められています。
これは、維持管理の時の、
作業スペースは最低でも
このくらいいるよ。
というのが根拠になっております。
弊社も長らくその基準で
やってきたのですが、
数年前からの高断熱化と
高耐震化の影響で、
床下空間の高さが、
足りなくなりそうなのと、
基礎の立ち上がり高さが
そもそも足りなくなりそう。
地面の下に埋め込む分が25cm
地面の上に出る部分が、45cm
75cmの型枠を使うと、
なんとなくいい感じでしたが、
地面の上に出る部分の高さを
あと15cm高くすることを
検討し始めました。
そうすると、型枠は90cm。
基礎梁の計算は随分と
やりやすくなりますが、
そうするとコストも上昇します。
また、今の時点で、地面から
床までの高さは55cm程度。
道路から階段を3~4段上がって
床の高さに至る感じでしたが、
15cm基礎が高くなると、
階段も4~5段上がることに。
掃き出し窓から庭に
降りようとすると
70cmの段差になります。
70cmというと、
ダイニングテーブルの高さ。
テーブルから床まで一息に
降りるのはかなり怖い。
昔は沓脱石みたいなもので
1段、何かを作ってあげれば
まあ、良かったのですが、
70cmとなると、出来れば
3つくらいに段を分けたい。
縁側やウッドデッキが、
更に作りにくくなります。
断熱も耐震も耐久性も、
全部上げていこうとすると、
こういう事も起きたりします。
予算の面はともかく、
庭などの外部空間との
行き来がしづらくなるのは、
より建物が外部と
切り離されてしまう事に。
半外空間などの
外部領域が作りにくくなる。
そもそもなぜ床下空間が
足りないという事に
なっていくかというと、
床下熱源方式の暖房に
対応した基礎を作るため。
床下熱源方式の暖房は
基礎内空間の温度が
最も高くなります。
通常、床断熱の場合は、
温度差係数と言って、
床下への熱移動は、
壁や屋根の7割と考える
というルールがあります。
屋外が10℃、中が20℃
という場合に、外壁や
屋根は温度差10℃で考える。
しかし床は温度差7℃でOK。
床下の気温は10℃じゃなく
13℃あると考えるという事。
それが温度差係数。
床下熱源方式の場合の
基礎断熱は、温度差係数は
1.5位になります。
室温が20℃でも床下は25℃。
温度差が1.5倍という事は、
熱が逃げる量も1.5倍。
落書きですが
↓ ↓
%url1%{https://twitter.com/Mirainojutaku/status/1368784817689489414}
これ、日本の省エネ計算の
ルールにはこんな事一言も
書いてありません。
でも、物理の法則的には
そうなるんですね。
だから、基礎の断熱は、
見た人がびっくりするほど
分厚くガチガチなのが、
弊社の家になります。
断熱も耐震もこだわってなければ
床下空間33cmなんて、別に
なんてことない数字になります。
でも、こだわるとそこが新たな
ネックになっていきます。
そうやって、弊社の家も、
どんどん変わっております。
なるべく早く、50年後100年後の
スタンダードに到達するよう、
日々未来予測ですね。
今日はひとりごとみたいな
内容ですみません。
