凰建設の森です。
すみません、昨日はお休みで
ぼーっとしているうちに、
メルマガの事をすっかり忘れ
一日を過ごしてしまいました。
大反省です。
何度かメルマガでも書いてますが、
今日は熱交換換気のお話です。
昨今、全館空調が大流行してます。
ダクト式の第一種換気に、
高性能な空調機器。
家中を均一な温度に保てる
素晴らしいやり方になります。
私もお客様の要望によっては
熱交換換気をお勧めします。
しかし、その時に言わないよう
気を付けている言葉があります。
「熱交換換気の方が後で安い」
という言葉です。
昨年公開されました、
自立循環型住宅への
省エネルギー効果の
推計プログラム
↓ ↓
%url6%{https://house.app.jjj-design.org/#/}
誰でも無料で扱える国が公式に
出したシミュレーションソフト。
今までの物と違い、省エネ効果を
お金の単位で出してくれるのが
優れたところになります。
デメリットとしては、
あくまでざっくりの計算になるので
有料で販売されているソフトより
精度はどうしても落ちるところ。
しかし、国が力を入れたのは、
そういう所ではなく、あらゆる
省エネの工夫を同じ土俵で
比べて比較するという点です。
太陽光発電と、高性能エアコンは
どちらが省エネになるのかとか、
床暖房と熱交換換気、入れるなら
どっち?という疑問に
明快に答えてくれるものです。
これは建築会社にとっては
恐ろしい事でもあります。
以前、王道の家づくりをと
言いましたが、まさしくこれは
王道の家づくりをするための物。
省エネ分野で、間違ったものを
提案したりすると、すぐにバレる。
住まい手の方でもすぐに扱えるので
営業マンから聞いたことは本当?
と思ったら、簡単に検証できます。
で、今日のタイトルになりますが、
熱交換換気について。
上記プログラムはデフォルトで
標準的な家の仕様が入力されて
いますので、開いて換気設備の
項目を入力してみます。
壁付け第三種換気と、
ダクト式第一種換気+熱交換を
それぞれ計算してPDFにDLします。
他はデフォルト値で構いません。
設備の評価は、
初期費用+ランニング+維持管理
の合計で行いますが、
このプログラムで評価できるのは
ランニングコストのみとなります。
PDFファイルでは一次エネに加え
光熱費での比較が出来るので
分かりやすいです。
さて、結果はどうなると思います?
初期費用は当然第一種熱交換が高い。
維持管理費も第一種熱交換です。
じゃあ、ランニングコストは
第一種熱交換換気の方が
安くないとバランスが取れません。
ちなみに計算してみた結果の比較
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/01/4f18ffc3f3ae350b36f164153b48625c.png}
注目するのは暖房コストと
換気のコスト、そして合計コスト。
これに加えて初期コストと
維持管理コストも差が付きます。
いかがでしょうか。
何度も何度も言いますが、
熱交換換気は決して省エネ設備では
ありません。
熱交換換気を導入する目的は、
空気質のさらなる向上の為です。
具体的には、夏場のさらっとした
空気を作る事であったり、
PM2.5を水際で排除し、家の空気の
清浄度を上げたりすること。
給気口からのコールドドラフトを
防いだり家中の温度ムラを、
更に無くすことが目的になります。
前からずーっと言っているのですが
なかなか住まい手までその声が
届かないんですよね。
プロ向けのWEB住宅講座
「工務店フォーラムnet」で
それを伝えたときには、
そんなん嘘だと怒られもしました。
↓ ↓
%url2%{https://k-forum.jp/content/content.php?vm=003-0016}
が、やっぱり熱交換換気は
どう頑張って計算しても、
生涯コストを抑える設備ではなく
生活の質を上げる為の設備と
言わざるを得ません。
もう少し言いますと、
断熱性能がG2にも届いて無いのに
熱交換換気を入れるというのは、
お金をどぶに捨てているのと同じ。
熱交換換気がいかに温度ムラを
少なくしてくれるとは言っても、
そもそも断熱不足の家だと、
それでは賄いきれない足元の
冷たさがやってきます。
正確には計算をしてみてですが、
岐阜の場合ですと、おおよそ
UA値が0.32を下回らねば、
あまり意味がありません。
それに届かない家の場合は、
熱交換などに予算を掛けないで、
全部断熱に割り振った方が
遥かに暖かくコスパの良い
家になっていきます。
熱交換換気の落とし穴。
どうぞお気を付けください。
