よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

防蟻について

シロアリ対策について質問させてください。 ボロンdeガードとハウスガード(緑の柱)、どちらをおすすめしますか?
私もどちらも使った事がありますので、どちらでも良いかと思います。
白蟻対策の基本は薬剤ではなく木材の乾燥です。
そのあたりの理論理屈は京都大学の吉村教授という方が日本で最も先端の研究をされておられます。学会の理論理屈→商業バイアス→一般的な防蟻商品という流れで世の中に普及されますが、一般的な防蟻商品の選定で迷うよりも、もっと原理原則、理論理屈に則った防蟻対策をした方が確実で安全です。
まずは木材の乾燥が大事です。それさえ100%担保できれば、防蟻材の重要性は1/10程度になっていきます。
土間部分のシロアリ対策はどのように行っていらっしゃいますか?

基礎内断熱の場合は立ち上がりの断熱を少し薄くして熱橋と断熱のバランスを取ります。
基礎外断熱の場合は、熱のバリアラインと蟻のバリアラインをそれぞれ設定して対応します。

基礎外断熱について質問したいです。 基礎外断熱の断熱材ではグラスウールボード、ホウ酸入り断熱材、スタイロフォームATなどが使われているようですが、耐久性や防蟻の観点からおすすめはありますでしょうか?
パフォームガードとスタイロフォームATを使ったことはありますが、どちらを使う場合でも、断熱材自体の防蟻については半信半疑です。
蟻返しの板金をしっかり施工するなど、断熱材がやられても良いような防蟻処理が望ましいと思います。
シロアリについて教えてください。 気になっている工務店の作る庭ですが、基礎が隠れそうになるほど基礎に密着して土を盛り庭を作ります。 土と土台の木が物理的にすごく近くなるのでシロアリは大丈夫なのかな?と心配なのですが、どうでしょうか?

一般的にはリスクが上昇します。
白蟻だけではなく、周囲からの水の侵入のリスクもあります。

しかし、この問題に私がジャッジを下すには情報不足です。断熱は基礎なのか床なのか、基礎は一体打ちなのかどうか、全周囲が土に埋まっているのかどうか、などなど、リスクを判断する材料が乏しい為、何とも言えません。

その建築会社にこだわりがあるのであれば、なおさらそこはしっかり聞いておくべきだと思います。
まずは勇気を出してその建築会社さんに聞いてみるようお願いします。
アメリカカンザイシロアリの被害が拡大している様ですが、新築時に何か対策をされていますか?
これは厄介な問題ですね。
現在の所、気にされる方は全棟ホウ酸処理を勧めるという形になります。
建物を建てる際には様々なリスクを天秤にかけて予算の使い方を決めますが、質問者さんにとって、カンザイシロアリのリスクがどの順位に来るかによって、予算が回る/回らないを決められたら良いかと思います。
恐らく日本で一番白蟻の事を研究している京都大学の吉村教授は、外来種であるカンザイシロアリの対策は、根絶させる事であり、地域自治体全体で取り組まなくてはならないと言われております。マクロな話をすると、これ以上アメリカから木材や古家具を輸入しないというのが、最も現実的な対策になります。つまり、国産の木材を使って家を建てるという事が、まわりまわってカンザイシロアリの撲滅につながります。
新築で白アリ対策は加圧かホウ酸か何が良いかご提案ください
ものすごく沢山の考え方があり一概には言えませんが、各種論文を読み解く限りでは、日本の岐阜において最も永続的に効果のあるシロアリ対策は、木材の乾燥状態を保つことになります。
勿論薬剤を使っても良いとは思います。
じゃあ、木材の乾燥状態を保つためにどういう工夫をして、どういう効果が見込めて、その時のシミュレーションは妥当かどうかという検証をすることは誰もやらないので、結局保証のある薬剤に頼るしかなくなります。
自信が無ければ強い保証の薬剤に。自信があれば弱い保証の薬剤に。
だから、その建築会社さんがお勧めする物が、その建築会社さんで建てるのであれば最も良いものになるはずです。
一概には言えません。何が良いかではなく、あなたの場合に何が「最適か」で決まります。
依頼している工務店が基礎外断熱になります。 防蟻処理された断熱材や銅板のアリ返しなどはしてもらえるのですが、何か確認しておくことなどあればお願いします。
私の想像ではありますが、、基礎外断熱を選択されている時点で、それなりにリスクを回避する納まりは徹底されておられると思います。
あまり口うるさく確認するのもひょっとしたら煙たがられるのではと想像してしまいますが、強いて言えば、床下の換気方法と点検の体制でしょうか。
最初の2~3年だけでも、床下の空気がしっかり動く方式をとっておられた方が無難です(会社によって給気をしたり排気をしたり、室内循環をしたり様々です)
点検については、ウッドデッキや給湯器の影など、蟻道の発見が遅れ気味な部分は何か対策をされているかどうかを確認できるといいと思います。
シロアリ対策のこともあり、基礎内断熱で断熱材をスタイロフォームAT(防蟻剤入り)を使用予定ですが、床下エアコンで基礎内を使ったとき人体には影響ないのでしょうか?
基本的に、家の中に自然由来ではない物を使った場合、人体への影響はゼロではありません。ただ、致死量が100とした場合、影響の度合いが10程度なのか、0.1程度なのか、0.0001程度なのかという程度問題があるだけです。そういった意味では、影響はあるが問題は無い程度であるというのが、最も正確な表現なのではと思います。
恐らくスタイロフォームATよりもはるかに悪影響のある物が室内には沢山使われるはずですので、あまり気にしなくても良いかと思います。
また基礎内断熱の場合、防蟻材入りの断熱材を必ずしも使わなくても大丈夫だと思います。ベースと立ち上がりの打ち継ぎをしっかり地面より高い位置で作り、アリの侵入が無い様点検をすれば、基礎内断熱で食害はありません。
最後に、質問の内容とはあまり関係ないですが、基礎内断熱+床下エアコンで最も大事なのは、基礎全面に断熱材を敷くという事です。冬の基礎内の温度は30℃近くまで上がりますので、床下エアコンでなければ無視出来ていた基礎のベースから地中への熱移動が、全く無視できないレベルの熱損失になっていきます。
基礎内断熱・基礎外断熱どちらで施工されますか?シロアリ対策のため、防蟻断熱材、薬剤などの、どの様な対策を講じておりますか。ご教授ください。
基礎内断熱、基礎外断熱、どちらもやりますし、両方施工することもあります。
基礎外断熱の場合はスタイロフォームATやパフォームガードという部材を使います。
薬剤につきましては、特にこだわりはありません。
白蟻はあまり薬剤ではなく、家の作り方の方で対応していくのが良いかと思います。
基礎を二度打ちとし、基礎内断熱をする場合、打継ぎ部が塞がれていないと気密が取れないのと、白アリが侵入してもわからないと思います。 基礎内側で断熱する場合、どの様にされているか理由も伺いたいです。

打ち継ぎ部で気密が取れないような施工がなされているのであれば、結構危ないかと思います。

通常はそこから漏気することは有りません。基礎の外にモルタルなどを塗ってしまうとアリが来ているか解らなくなりますが、基礎が塗装程度の化粧や表し仕上げの場合、アリが来ていれば地面から基礎の打ち継ぎまでの5cm程度の高さに蟻道が出来ますので一目瞭然です。できれば数か月に一回、目視で蟻道が出来ていないか点検していただければと思います。それで充分です。
適切な設計と施工さえしていれば、床断熱、基礎外断熱、基礎内断熱、どれであってもシロアリ被害は防ぐことが可能です。

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