よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

気密・断熱について

防湿気密、熱橋対策はどのような施工が一番良いのでしょうか?

住宅省エネルギー技術講習テキスト設計・施工編【北海道(1~3地域)版】 の内容を1から10まできちっとできれば大丈夫です。上記資料は検索すれば誰でも無料で見られますのでよかったらご覧になってください。

新築時に将来の設備の為に準備した方がいい配管や電気設備はありますか?

どうなるか分かりませんので、分電盤から屋外に配線を行うことが出来るような予備スリーブ穴をあけて家を引き渡しさせていただくようにしております。75φ程度の物があいていれば、まあまあ色んな事に対応できるのではと思います。

下屋、オーバーハング、両入隅サッシ、中間領域などは気密が取りづらくなるのは何故ですか?

気密シートの施工に関係します。真四角な箱を工作で作るのと、でこぼこがいっぱいある箱を工作で作るのでは、明らかに難易度が違いますよね。隙間を埋める作業も沢山発生しますので、やはり気密は悪くなりやすいです。

2階に浴室を設置予定です。以前、浴室のように温度差があって欲しい所には室内の壁にも断熱材を入れたほうがいいと仰っていましたが、浴室の床下(1階天井)も断熱材は必要でしょうか?

2階浴室の床下は断熱を入れるのは難しいと思います。その代わりできれば天井はしっかり囲ってあげて、屋根裏に熱が逃げないようにしてあげたらと思います。

住宅性能シミュレーションを採用していない工務店をどう思われますか?

シミュレーションはしなくても家が建ちますが、やった方が良いです。シミュレーションと聞くと大げさに聞こえますが、要は計画と予測です。あなたは家づくりをするときに、会社選びも資金計画も間取り設計も、適当お任せ無計画で進めますか?
そういう進め方でしたらシミュレーションをしない会社さんでも何も文句は出ないと思います。
シミュレーションをしないで進めるなら住んだ後に「思ったよりも寒い/暑い/光熱費が高い」は言ってはいけません。

第三種換気について、季節によって換気量がかわってしまうというのは、高気密住宅でも起こるのでしょうか?
その現象は起きます。

その現象は起きます。外と中の気温差により空気の圧力差が生じますので、夏と冬では給排気の風量が変わります。圧力差を無くしたければ、外と中の気温を合わせると良いです。つまり、断熱や冷暖房をしなければそういうことは発生しにくいです。
高気密高断熱でもそういうことが起きる。のではなく、高気密高断熱だからこそ、そういうことが起きるんですね。

全館冷暖房の場合、基礎断熱と床断熱ではどちらが省エネに生活できますか?
全館冷暖房の場合は、もちろん床断熱の方が…

全館冷暖房の場合は、もちろん床断熱の方が少ないエネルギーで生活できます。物理的に気積も表面積も多くなりますので同じというわけにはいきません。
だから、基礎断熱にするのであれば、床下空間が室内と同じ環境になるという特性を是非生かすべきです。何も生かさないのであれば、床断熱の方が良いです。

基礎断熱のUA値計算方法が2021年4月から見直され、それに伴い基礎断熱の場合のUA値は悪化方向にいくと言われています。以前森さんのアドバイスでUA値0.3を切るまでは断熱性能のみを追求した方が良いとありましたが、多少補正して考えれば良いでしょうか。
仰る通り、少し補正して考えて頂いても良いかと思います。

UA値0.35を切るまでは断熱に全振り、みたいな感じで。元々は基礎断熱でも床断熱でも0.7で、そこまで辻褄が合わないという事は無かったのですが、基礎断熱で床下空間にエアコンを突っ込む人が現れ、それが沢山増えて行きまして、エネルギー的に辻褄が合わないのもあり、現実的なルールに変わっていくのだと思います。かく言う私も相当数、床下にエアコンを突っ込んできましたし、これからも突っ込んでいくと思いますので、今回の改正で、UA値の影響は受けますが、元々光熱費的に床下ACの場合は床下こそ最も断熱を入れなければならない所だというのは織り込み済みですので、弊社の仕様が変わるという事は有りません。

高気密高断熱の家で、カーペットはどうですか?アレルギー体質というのもあり、無垢フローリングとカーペットで悩んでいます。気密性が高ければきちんと換気されるので床材でハウスダストを吸着させるというようなことは考える必要はなさそうでしょうか?
カーペットの肌触りは私も好きです。

飲み物をこぼしたり、細かなハウスダストは当然増えてきますが、素材をきちんと選べばいい感じの空間にできます。
カーペットは柔らかいので裸足で歩いても疲れにくいし、クッションなどを介さずに直に座ってもいいので何かと便利です。長い目で見ると、消耗品だと言えますので、数十年後のきれいさを考えても悪くないと思います。

年中乾燥した状態を保ってあげれば、カビやダニの心配も少なくなりますので、高気密高断熱との相性もいいと思います。

後は好みでしょうか。どちらでも大丈夫です。

防湿ライン、気密ラインや基礎の開口部補強などは、工務店ごとに方法は異なるのでしょうか?〇〇方式や〇〇工法のような一般的なものがあるのでしょうか。さらに、設計がしっかりしていても、ネジの留め具合や糊の付け具合、面出しなどの施工によって大きく変わるものでしょうか。
断熱、気密、防湿ラインはそれぞれの工務店で…

断熱、気密、防湿ラインはそれぞれの工務店で取り方はバラバラになります。○○工法と呼ばれる物でしたら、その工法独自の型があり、統一されている例も多いです。それはどちらでも大丈夫ですが、稀に、そのラインがきちんと連続しておらず、危険な高断熱住宅になっている例もありますのでその会社さんの実績は少し気にして見たほうが良いかもしれません。
設計がしっかりしていても現場がそれを具現化できなければ文字通り絵に描いた餅となります。そして実はここが最も難しい部分になります。設計の勉強は比較的早く修める事が出来ますが、それを一軒一軒の現場にきちっと適用していくのは場数を踏む必要があります。

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